My役所ライフ

役所生活30数年のエピソードを通じて、役所でのちょっとした仕事のコツや活き活きと働くヒントを紹介します!

仕事のちょっとしたコツ

話し方の練習はしてますか

話し上手な上司がいた。市民向け講座や職員研修で率先して講師をつとめ、笑顔を絶やさず、わかりやすく話をする。随行していて、いつもすごいなあと思った。 「どうして、そんなに話が上手なのですか」と尋ねると 「練習したら誰でもできますよ。あなたも話…

管理職に「やってられない」は禁句

「やってられへんなあ」、思わず口からでた。 すかさず 「それを課長が言ってはダメ!みんな不安に思ってるけど、課長が大丈夫なふりをしているから、やってやろうと思ってるんですから」と係長。 公的マンションを販売する仕事をしていたときのこと。バブル…

部下は怒るか褒めるか

巷に出版されている人材育成本のほとんどは、部下は褒めて育成しよう。 顧みると、褒められたことが自分の財産になっているだろうか。 褒められることは確かに気分がいい。でも、何に褒められたか、褒められたことで、これから、それを教訓にしようと、その…

人が育つのは721

ある経営学の先生から教えられたのですが、人が育つ要因は、7(経験):2(訓示):1(研修や自己啓発)と言われているそうです。 経験とは、ちょっと困難なことを任されて、それをやり遂げたときに一皮むけるという状態。自分を振り返ると、確かにそうし…

立つ鳥跡を大いに濁す

役所というのは3年ぐらいで異動になる。だから、自分の異動周期に合わせて仕事をしがちだ。 管理職になり、優秀な人の後に配属されると、「当面の懸案は全部済ませといたからね。後は好きにやって」と言われることがある。 決して課題がないというわけではな…

かじ取りは早めにちょっとがかっこいい

市役所は旧態依然としていて、何も変わろうとしないといわれますが、役所の人間は真面目なので、実は何とか時代に合わせようとずっともがいています。 でも、市役所のような大きな組織は、大きな船のようなもの。慣性の法則がある中、大きな船のかじ取りに、…

役所の広報の大きな勘違い

役所のだすパンフレットは、とにかく細かくダラダラ長く、何が言いたいのかわからないといわれていたが、最近、すごく工夫がされるようになってきた。 あれも書ななきゃ、これも書かなきゃと言い訳のために書いていたのだが、デザインやアイキャッチ重視で、…

文章の書くコツ(1) まず文章は、主語をいれた単文の連続で作る

ある大会の宣言文を作る機会があった。経済関係の決起集会で、地域経済の現状やこれからの政策への提案などを会長が読み上げるというものだ。当然、格調高い文章を創ろうとした。 草案が出来上がり、当時の上司にみせたとき、だめだしをくらった。「重文、複…

上司への説明で焦ったり挙がったりしないコツ

上司や外部の偉い人への説明は自分の仕事がどう評価されるかという意味もあり、結構、緊張するもの。 事前準備として、説明資料を作った後に、一つ一つのセンテンスについて、その意味、背景、他都市の状況などのメモを必死で書き込んで臨むということをしが…