犬棒ライフのすすめ
とある卒業祝賀会の祝辞です。
これから社会に巣立つ皆さんは、大志を抱き、さあ頑張るぞと意気込んでいるに違いありません。
でも、長丁場、ずっと、頑張り続けることなんか、できません。だからといって、社会がなんたるかもわかっていないあなたが取捨選択して、あるべき論の成長プランを作ったところで的が外れていること間違いありません。それは、見えない壁を作り、自分の可能性を壁の中に拘束することにもなります。
ひとつ、お勧めする生き方があります。犬棒ライフです。
犬も歩けば棒にあたるように、人も歩けば人にあたる。物事にもぶつかる。叩かれたり、トラブルになったりすることもあります。
でも、人に当たれば縁ができます。物事にぶつかれば経験になります。偶然に身を任せることで、自分の価値前提では絶対得られない、人や物事とも出会い、気が付けば人脈、知恵やノウハウになっています。
もちろん、本当に悪い人やリスクの大きい物事は避けるべきですが、危険がありそうだとわかれば、避けようとするし、転んでも手をつくものです。
そして、親はいつだって親であり、最強の応援団として助けるでしょう。
歩く前から転ぶ心配はしないことです。
だから、いろいろなところをふらふらドリフトして隙のある生き方をしましょう。そして棒にあたりましょう。
その偶然の機会を大切に、そして楽しみましょう。
― 次男がこのたび大学を卒業 ―
社会人として独り立ちするにあたり、どんな励ましの言葉を贈ったらいいのでしょうか
皆さんは、卒業する自分の子どもにどんな言葉を贈りますか。